・・・お返し。

　・・・気に入って貰おうとは思わない。
媚び諂うことをしてるつもりはない。
それが捨てられてもいい。
枢自身が嫌われてても関係ない。

　ただ、精一杯の感謝の気持ちを籠めて。
『有難う』という想いを籠めて、ただそれだけ・・・。
現代で教わった沢山の習慣の中で、知って良かったと思った事。

―だって枢は、その些細なことが…泣ける位単純に嬉しかったから。

・・・境界線。

　・・・枢は、欲し焦がれるものがあるけど・・・それは、枢一人だけではどうにもならなくって・・・どうにも出来なくって・・・。

　――そう、思ってた。
仕えるだけで、使い捨てられるだけの存在だから・・・そんな物を作ると言う行為すらしたことがなかった。
興味もなかった。
・・・最近までは。
　現代の知識を少しづつだけど手に入れ、気になった。
枢にも欲しいと思った。
思うだけで手にはいる物ではないのは、解ってるから・・・。
・・・努力してみようにも、手を伸ばそうにも・・・手段が解らない・・・。

・・・交わることが、ないと思うこと程歩みが遅くなる。

　・・・転機は、突然起こるものだと言うことも・・・最近、知った。
少しの歩みで、それはきっかけになり・・・形を創めて成す。

嬉しかった

　・・・あれ（背後）の事情なんか関係なく・・・話をした。
枢は、やっぱり真名のこと・・・可愛いし綺麗だし格好良いと・・・思うよ。
　・・・それと、少し楽しみが出来た・・・。
12月は、行事があるらしいから・・・それが、待ち遠しい・・・。

枢は、解らないこと多いから・・・迷惑を掛ける可能性が高いけど
それでも、頑張るから・・・傍にいていいかな・・・？

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・・・小さな一歩。

　・・・少しだけど、ほんの少しだけど・・・離れてみようと、思う・・・。
枢は、そう教わって生きてきたから・・・土蜘蛛様からは離れられないけど、ちょっとだけ離れる努力をしようと思う。
　・・・すれ違いばかりだから、頼ってばかりだから・・・少しでも一人で立てるように・・・。
ここに、ぽっかり空いた穴を・・・枢は塞ぐ術を知らないから、今はただ目の前にある道を真っ直ぐに進むしかないと・・・そう、思うから・・・。

・・・もう、あの人ばかりを頼るのは・・・よくないと、思う・・・から・・・。

・・・宝物。

　・・・封印された時も一緒だった長槍・・・。
少しだけど現代のお金も貯まったから、詠唱兵器に改造した。

　枢よりも大きなこの槍・・・。
・・・頂いた枢の大切な物。

六道輪廻
この武器で止めを刺された者を、六道へ落とし転生を繰り返さすと言われている業物。
全長5.7尺（1寸＝30.3cm）の三叉槍。

　あれ（背後）が、設定間違えたから・・・次の改造で、直そう。
上記の説明が正しいけど、長いので少し文を調整しないと・・・。
・・・40文字ってあるようにないと、思った瞬間だった。

少しだけ前衛への準備。
まだまだ未熟だけど、少しでも役にたてるように・・・。

・・・・・不変なるモノ。

　・・・・・。
・・・・あれ（背後）の体調とか予定のせいで枢は振り回されっぱなしだ・・・（呟。
枢、色んな人とお話とかしたいのに・・・。

・・・あれが元気でも・・・現状は変わらないだろうとは、解ってる・・・。

　・・・でも、枢は出来そこないだから・・・そんなの高望みなんだと思うけど・・・（凹。
立場の違いを覚えている。
それは枢の封印以前の環境が物語ってるから・・・。
・・・・・。

あの集中講義は、意味なんかない
嘘だ偽りだ
何が平等なの？
何処が平等なの？
・・・自分の人生を生きろ・・・
・・・無理だ・・・
人としての生なんか無かったのに、何を生きろというのだろう

身体が勝手に反応する。
感情より理性が凌駕して、全てを押し止める
・・・望みだけど叶わないことを解ってるから・・・。

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