・・・休息10。

　・・・夜桜。
一視との遠出は初めてではないし、一緒に出かけるのも勿論初めてではないけど・・・なんか新鮮だった。怪我してた所為かな・・・（悩。

　・・・些細な幸せ。
思い出になる。枢の生の糧となる。
2人で居れることが嬉しい。愉しい。幸福だと断言できる。
　過去のあれこれを思い出して、無性に淋しくて辛くって悲しくなって心細くなったけど、寄り添って・・・その手が、一視の温もりが枢を助けてくれる。ここに居て良いと、そう言ってくれる。
　一視は「大丈夫だっ、俺は桜みたいに散ったりしねぇから……ずっと一緒に居るからな」って笑顔をくれた。
ただそれだけで、嬉しくて視界が滲む。
手を握り締めてくれた時も、身を預けた時も・・・一視は何時も、枢を迎えてくれる。
優しく撫でてくれる手が嬉しい。寄り添った身体が心地いい。
今までは独りでも大丈夫だったけど、今は一視が居ないと何も出来ないって思ってしまう。
　枢に『心』をくれた半身。
置いていかれたら、多分・・・枢は生きていけない。
・・・それ位、好きになった。大好きになった。愛しいと思った。共に在り続けたいと常に想い続ける程・・・

　・・・改めて気づいた想い・・・。
大切にしていきたい。育てていきたい。
共に成長し、在り続け、歩むと・・・誓うのよ、一視に（ぐっ。

　・・・リプレイ書いてくれたMS様に、感謝・・・（ぺこり。

SAKURAかーにばる！